伊勢太神楽
いせだいかぐら
Ise Dai-Kagura
団体名 : 唐丹強友会
所在地 : 岩手県釜石市 唐丹町
種別 : シシ芸
唐丹町小白浜に伝わる太神楽は、地区の唯一のものであり、その起源は元禄年間にさかのぼると云われ、同地区の鎮守八坂神社の祭典に奉納され、常に祭典の守護職として、渡御の最前列にあり、先達露祓の大任を果し、その大役を勤めています。
しかし、幾多の災害に痛手を被りながらも朽ち果てることなく、引き継がれ伝承されていることは、当時特に62万石の家臣千葉長門守、木村土佐守の城主の絶大なる庇護のもとに育てられ、尚地区の船主、船頭たちのたゆまぬ努力によって伝承されてきたことを特筆したい。
太神楽の舞は、「通り舞」「剣舞」等あり、幕付きの獅子頭をかぶって踊り、幕尻を持つものが後につく、踊手は御幣と鈴、「剣舞」の時は御幣と剣とを手に舞う、女舞「おかめ」と称す女装の衣しょうをして、鈴と扇を手にして獅子の先になり舞う。囃子には、笛・大太鼓・小太鼓を使用、悪魔払い、家内安全、商売繁盛を祝福しながら演じられる。