水海鹿踊

みずうみししおどり

Mizuumi Shishi-odori

所在地 : 岩手県釜石市 両石町

種別 : シシ芸

今からおよそ200年前、栗林村の福松(藤原与七郎の先祖)通称いけだ福(いきな福松の意)が、水海の若者たちに伝えたのが起源である。福松は鹿踊りを砂子畑鹿踊講中二代目の卯之松太夫から習い、その後遍歴の旅を続け両石村水海の女遊部に住むようになった。
福松についての言い伝えは、この人は種々の其触を身に付け、水海の若者たちに鹿踊りを教えるに際しても、太鼓、笛、踊りなど一人でやってのけ、教える熱意もまた、すばらしいものであったといわれている。
しかし、水海地区は明治29年と昭和8年の大津波に遭い、鹿踊りに関する貴重な文献資料その他数多くのものを失っている。(平成8年  第13回郷土芸能祭パンフより)