西光寺ナニャドヤラ

さいこうじなにゃどやら

Saikoji Nanyadoraya

所在地 : 青森県階上町 晴山沢地区

種別 : 踊り

ナニャドヤラは岩手県葛巻・一戸以北から青森県上北郡一帯にかけて、踊られている。その特色は足で土をするように動かして踊ることである。この他日常生活の機微にふれるようなものから、抑圧感を開放するような、さまざまな歌をアドリブ的にどんどん作り出し、最後の歌詞にもあるように夜明けのカラスが鳴くまで、一晩中ワラジやゾウリが擦り切れるまで踊ったものと言われている。西光寺のものは笛、太鼓等の伴奏楽器を全く使わない形で、十二歩のステップで一単位になっている「十二足」という昔からの踊り方が現在まで続いている。平成10年度文化庁企画第48回全国民俗芸能大会に参加、現在でもお盆の時期や各種イベントなどで踊られている。西光寺のナニャドヤラはこの地域でも数少ない古手の盆踊りの形態を伝えるもので、大変貴重である。