平内鶏舞
ひらないけいばい
Hiranai Keibai
団体名 : 平内鶏舞組
所在地 : 青森県階上町 平内 平内朳鶏舞保存館
種別 : 踊り(三陸国際芸術祭過去出演団体)
三陸国際芸術祭出演 : 2019
青森県指定無形民俗文化財・文化庁選択無形文化財:昭和34年10月6日指定 8月13日盆の入りの夜、墓地の広場で先祖供養の墓念仏を演じ、そのあと旧平内村の各集落の墓地や家の仏壇の前でも踊る。6月の階上岳つつじ祭にも出演。踊り手は9人で太夫は鍬形つきのかぶと、太夫ムカイは鳥かぶとの上にボタンの花がつき、トリは雌雄の鶏のついた鳥かぶとをかぶる。単衣の両肩を脱ぎ、じゅばんにたすきをかけ、腰の後ろにシカ(黒布)を下げる。はやしは太鼓・笛・手平鉦・ささらなど6人。ツユギ(六角灯籠)を立て、その周りを採り物の棒・刀・長刀・あや棒・扇を打ち合わせながら、右回りに踊る。踊ることを「ハネル」という。庭踊りは、さんば、一本扇など8演目、念仏は墓念仏・仏壇念仏・幼子和讃・花和讃などがある。
安政年間(1854~59)、陸前(宮城県)気仙から来た新坂庄右衛門が伝えたという。県南地方の代表的な念仏踊で、悪霊退散の神様とする鶏信仰と結びついたと考えられる。
Keibai, a dance with headdress imitating chicken’s head, is considered as a form of nenbutsu odori in connection with the cult of chicken as exorcist, transmitted from Kesen region belonging to Sendai domain in Ansei era (1854-1859).
The items of the Hiranai Keibai are comprised of haka nenbutsu (prayer in front of tomb), butsudan nenbutsu (prayer in front of Buddhist altar) and niwaodori (garden dance). The latter keeps nine pieces as its repertory in their original form.