田郷鹿子踊

たごうししおどり

Tago Shishi-odori

所在地 : 岩手県釜石市 鵜住居町

種別 : 神楽

今からおよそ330年前の江戸時代に、房州出身の唯喜伝治という者が、砂子畑や澤田、神ノ沢、大槌在の若者衆に教えたのが、これらの地域の鹿踊の起源とされています。
田郷鹿子踊は、砂子畑鹿踊の系統で、約200年前に、栗林村出身の福松という者が、水海集落と田郷集落の若者に教えたとの伝承があります。
その後、長い中断を経て、今から約130年前の明治20年代に砂子畑鹿踊を師として習い覚えたのが起源となり、現在まで踊り継がれてきました。
笛や太鼓、短歌調の唄に合わせ、勇壮活発に、時には礼を正して穏やかに舞います。演目は12様の入羽や綱がかりなどの役踊を含め、多種多様です。(平成29年(30)第23回郷土芸能祭パンフより)