尾崎町虎舞

おざきちょうとらまい

Ozaki-cho Toramai

団体名 : 尾崎青友会

所在地 : 岩手県釜石市 釜石

種別 : シシ芸

尾崎町虎舞は、尾崎町の町名を称しているが、元は台村と言われ現在は浜町2丁目に伝わる「尾崎虎舞」が前身である。 山田方面の大沢虎舞の流れと言われ、「松倉虎舞」に始まると伝えられている。松倉虎舞は、江戸時代の元禄14年(1701)に甲子町立後に駅場として、交易の賑繁時に盛岡の七軒町(現西仙北町1丁目)から芸能者の来訪により「松倉大神楽」が伝承されたと同期頃、前述の「大沢虎舞」から伝授されたといわれている。それだけに「尾崎町虎舞」は「錦町虎舞」とは凡そ数年後に伝承された伝統を持つと考えられる。
この地域は、特に漁師町から、勢のよい浜っ子の気風が威勢のよい独特な囃子と虎の雄雄しさを特徴として発揮されている。他に龍虎舞、刺鳥舞なども受け継がれている。