中村さんさ踊

なかむらさんさおどり

Nakamura Sansa-odori

所在地 : 岩手県釜石市

種別 : 踊り

橋野町中村に伝わるさんさ踊は、大正9(1920)年ごろの始まりといわれている。橋野町には、清流を利用しての発電所が多く存在し、その一つである鷲の滝発電所の建設工事の際に水路作業員として盛岡市から働きに来ていた作山又蔵・イサ夫妻が教えたのが始めである。
当初は、又蔵氏が太鼓、イサ氏が踊りを教えたといわれ笛はなかったと伝えられているが、その2、3年後に作山夫妻の甥で、さんさ踊の笛の名手として評判の若者であった金井太郎氏も左官工として発電所工事に従事することになり、それから笛も伝えられた。
旧橋野村社の熊野神社例大祭に奉納される。